京都市・京丹後市・舞鶴市を行政視察


報告日2017年7月18日
報告者名宮崎 雄一郎
参加者名中村 昌治  寺田 弘子  宮崎 雄一郎
視察先又は研究会等名称京都市 京丹後市 舞鶴市
視察期間又は開催日2017年7月4日~6日
内容・所見等京都市役所
「貧困家庭の子ども、青少年対策に関する実施計画について」

京都市では、貧困家庭の子どもや青少年に関する問題に対し、教育支援、生活の支援、保護者に対する就労の支援、経済的支援を中心とした施策を全庁一丸となって融合・実施するため、平成28年4月1日付けで「貧困家庭の子ども・青少年対策プロジェクトチーム」を設置しています。
次代を担う子どもたちが、健やかに育つよう、今後の支援策を検討するため、
貧困状態の家庭だけでなく、貧困状態にない家庭も含め、子どものいる家庭の様子、保護者の就労状況、子育ての困りごと等、家庭の経済状況と子どもの生活習慣等との相関関係を把握するために「京都市子どもの生活状況等に関する調査」を実施しました。
このような緻密な調査と専門家による徹底した分析を行い、平成19年に制定した「京都はぐくみ憲章」の理念のもとに、「京都市貧困家庭の子ども・青少年対策に関する実施計画」が平成29年3月に策定されました。

京丹後市 京丹後庁舎(丹後町) 
「ささえあい交通」について
NPO法人『気張る!ふるさと丹後町』

京丹後市は、京都府の最北端に位置し、丹後庁舎にたどり着くまでにほとんど住民に会わないという過疎の現実を実感しました。タクシーが撤退し、免許証の返納者も増加しました。34.8%の高齢化率に直面し、外出に困難をきたすという現実は、健康寿命を延ばすためにも大きな課題です。ささえあい交通は、このような現実に直面する中で、自治体が主体的に動いて、住民を活かした運行主体とするNPO法人「気張る!ふるさと丹後町」の設立に至りました。まちづくり協議会より市長への提言に基づき組織化されたものです。丹後町に役立つことはすべて住民と一緒になって事業展開をしようとするもので、通常の民間企業にはできない行政と民間のはざまの事業に適しています。さらに、ウーバージャパンのスマホアプリというIT技術を導入し、住民による住民のための企業体が出来上がりました。このことは、程度の差はあれ相模原市においても高齢化の進展により交通や買い物不便の市民の増加が予想され、相模原版コンパクトシティのまちづくりに大いに参考すべき政策と考えます。


舞鶴市     
   「舞鶴版コンパクトシティについて」

舞鶴市のめざすまちづくり~舞鶴版コンパクトシティ
 「舞鶴市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の政策目標“交流人口300万人・経済人口10万人”のまちを目指して、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守る、舞鶴版コンパクトシティの形成を実現する取り組みをしています。
目的は、「西舞鶴駅、東舞鶴駅の東西の鉄道駅を中心に、居住や都市機能が集積するまちづくり」です。これには、3つの誘導政策があり、まちなかの人口密度を緩やかに高める目的があります。その効果として、駅を中心とした、都市機能を集積し、公共交通を充実させ、徒歩圏カバー率を向上させ、人口集積が図られるというスパイラルを発生させます。それにより、利便性が向上し、地域コミュニティが形成され、住民サービスの充実が実現します。すると、まちなか活力(ポテンシャル)の向上と、まち全体の活力(ポテンシャル)の向上が図られます。3つの政策とは、都市計画制度(区域区分)、(用途地域)、立地適正化計画の見直しです。
 本市にも多くの計画はあるが、それが本当に未来のためになっているか分析を深め、市民の意見を広く集めながら相模原版コンパクトシティを進めるにあたり、参考になる視察でした。